葬儀は、家族が行うことになるのですが、出来れば、故人の意向に沿う形で行っていくのがベストになってきます。それが出来るのが一番いい方法です。規模もあるし、費用もあるのですが、生前にきいておき、希望通りの形で行ってあげることが、最良の方法となってきます。
大がかりな物がいい人もいれば、近親者だけでこじんまりと行ってほしいと願っている人もいます。またちょっと変わった方法で、散骨を希望する人もでてきます。お墓に入るのではなくて、自然に帰るということを考えている人もいます。
出来れば、生前に希望をきいておき、その通りにしてあげるのが一番の供養になってきます。かなり無理な方法でない限りは、今は色々な方法があるので、それに対応してくれるところが多くなっています。好きな歌を流すということも珍しいことではなくなっています。
葬儀の形など、式の進行等においては、地方独特のものがあると言われますが、その多くは個人葬と言う形で行われて来ていました。しかし、時代も代わり、その葬儀の形も少しづつ変化をして来ています。その代表格とも言えるのが、家族葬と言われるものではないでしょうか。
キチンとした形に決まっている訳ではありませんが、身近な人が中心となった葬儀と言われます。それは、家族、ごく身近な親戚だけ行うものもあれば、友人知人までが参列すると言った形式もあるようです。そこには、個人葬では多く見られた「義理」で参列する人がいないと言うことです。
心から亡くなった方に対し、哀悼の気持ちがある人だけが参列するものと考えると良いのでしょう。そこにあるのは、費用の件だけではないようです。人生が長くなり、周囲への迷惑が気になると言う人も多くなっているのでしょう。
形式にとらわれない葬儀を希望するなら、オリジナル葬を検討してみてはいかがでしょうか。オリジナル葬では、従来の儀礼にこだわらないため、宗教色が薄いという特徴があります。その分式の自由度が高くなり、結果として亡くなった人の個性を生かしやすくなります。
例えば祭壇を故人が好きだった花で飾ったり、故人が好きだった音楽を流したり、趣味にしていたアイテムを並べたり、式全体が故人を偲ぶことをメインにしています。参列者も、儀式的なことをあまり気にせず、式の演出に合わせて故人を追悼できます。
将来、自分の時もオリジナル葬にしたい人がいるかもしれません。その場合は、エンディングノートなどであらかじめ希望を書いておくのがおすすめです。会場の規模や式の演出に何を入れて欲しいかなどが具体的に書いてあると、より希望の式になるでしょう。
葬儀に従来型の形式を求めない人には、オリジナル葬がおすすめです。